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尊厳を持ってその人らしく生きていく社会を目指して 〜一般社団法人「全国デイ・ケア協会」の設立にあたって〜
 2013（平成25）年4月、全国老人デイ・ケア連絡協議会は一般社団法人「全国デイ・ケア協会」として新たにスタートすることとなりました。
通所リハビリテーションは1983（昭和58）年の老人保健法施行時に老人デイ・ケアとして誕生し、以来、病気や障害のある高齢者を支援する在宅サービスの中心的役割を担ってきました。その後2000（平成12）年、公的介護保険制度スタートとともに通所リハビリテーションとして運用され、現在では7,000ケ所を超える地域のリハビリテーション提供機関として大きく成長してきました。
当会の前身は介護保険制度施行前の1994（平成6）年、当時全国の有志が集まり情報の共有化・職員の研修・研鑽の機会提供等を目的とし開設、20年にわたり活動を続けて参りました。しかしながら高齢化の進展とともに通所サービスの役割は急速に高まり、通所リハビリテーションとして介護予防・認知症疾患・重介護者等、様々な対象者層へのリハ・ケアの提供が求められるようになってきました。また、制度的には通所リハビリテーションと通所介護という類似したサービスのあり方についての整理等多くの課題を抱える中、運営の適正化と質の向上、関係機関との連携、住民への啓発等をより公的な立場で取り組むことの必要性から今回法人化設立に至りました。超高齢社会を迎え様々な課題に国民全体で取り組まねばならないこの時期に当会の役割は今後益々重要なものになってくると考えます。
2025年に向け地域包括ケアシステムの構築が推進されていますが、病気や障害のある人たちが尊厳をもってその人らしく生きていくことのできる社会をめざし、通所系サービスの組織としてその活動に取り組んでいく次第です。協会員の皆様、さらには本ホームページをご覧いただいている皆様には、当会活動にご理解を頂き、今後ともご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成25年4月
一般社団法人 全国デイ・ケア協会
会長 斉藤正身 |
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