委員会名 | 研修認定委員会 |
委員長名 | 藤本健 |
事業所名 | 医療法人はぁとふる 八尾はぁとふる病院 |
研修認定委員会では、地域包括ケアシステム時代に応えうる通所系サービスとして、質の向上を目的とした各種研修会を開催しています。
リハマネジメント研修会
平成18年にリハビリテーションマネジメント加算(以下、リハマネ加算)は創設されました。リハマネ加算の算定要件も多職種・地域機関との連携強化を目的に質の高い取り組みに対して段階付けがされています。本研修会では、リハビリテーションマネジメントの考え方やSPDCAサイクル、リハビリテーション会議の運用など、より高位のリハマネ加算算定につなげていくための具体的実践例を含めて報告しています。今後も最新の取り組みを報告して参加者が自事業所で実践していけるよう企画していきます。
状態・疾患別プログラム研修会
介護保険下のリハビリテーションサービスは、利用者の疾患や状態に応じて、短時間型や半日・1日型など多様化しています。また介護状況や併用サービスによっても、利用目的は利用者個々で異なり、様々なサービス提供が求められます。通所リハを利用される方の中には、中重度の要介護状態の方も多く、疾患や状態に応じて適切な自立(律)支援を行っていく必要があります。本研修会では、中重度の要介護者に対して、通所リハに求められる機能や具体的な取り組み、修了に向けた実践報告を通して、多様なプログラムや多職種協働の取り組みを学び、参加者が自事業所で実践していけるように企画していきます。
※令和2年度より様態別プログラム研修会改め、疾患・状態別プログラム研修会へ名称変更しています。
明日から使える!初めての通所リハ実践研修会
本研修会は、通所リハビリテーション事業所での経験年数が少ない療法士や相談員、管理者等を対象としています。通所リハの役割について学び、あわせて制度について理解を深めることができます。さらに各種加算や必要な書類について、すぐに現場で使えるよう、当会会員施設の取り組み例を紹介し、分かりやすく説明します。
紹介例の一部
・新規利用相談から利用までの流れおよび必要な書類について
・通所リハビリテーション計画書(暫定プラン、本プラン)の作成の流れと注意事項について
・各種加算算定に必要な記録および書類について
基本を理解し適切な書類整備ができる事で、通所リハビリテーション事業所の管理および質の向上につながります。
生活行為向上リハビリテーション研修会
平成27年度の介護報酬改定で導入された、「生活行為向上リハ」の算定要件研修として実施しているもので、生活行為向上計画書の具体的な作成方法や生活目標達成に向けた実践方法などを研修しています。依然、全国的な算定率は低い状況ですが、効果的な手法と考えられるため、その普及に努めていきたいと考えています。
経営戦略セミナー
近年、報酬改定にて多くの加算が新設されているように、通所サービスに求められる機能は多様化しています。その変化に応じた経営戦略を多角的に行うには、制度設計の理解とサービスの質的向上を踏まえた加算の算定が不可欠です。
本セミナーは、多角的な視点から経営戦略を学ぶことを目的としており、求められている機能の理解をはじめ、生産性向上、効果的かつ効率的な加算算定や勤務全体のマネジメントの実践報告を通して実用的な内容を企画しました。また、意見交換の時間を設けており、問題共有と情報収集も本セミナーの魅力の1つとなっておりますので、管理者はもちろんのこと、現場の各種専門職まで幅広く学べるセミナーです。
デイケアスキルアップセミナー
令和2年度まで施行されていた旧認定制度「認定管理者」は、令和3年度より新認定制度「認定デイ・ケアマスター」へ移行されました。
認定デイ・ケアマスターとは、介護保険分野の通所系サービスにおいて、サービスの質の向上や利用者の自立支援、地域住民の自助・互助活動の支援、地域リハビリテーションの普及・啓発を促す通所系サービス従事者の育成を目的として、一定の水準に達した従事者が取得できるものになります。取得できる職種に関しては、医師、看護師、介護職、リハビリテーション専門職、医療福祉相談員など多職種にわたります。本研修会は認定デイ・ケアマスターの要件研修となります。