このたび令和7年5月16日の定時社員総会および理事会をもちまして、4期目の会長を拝命いたしました。兼ねてより当会の活動にご理解・ご協力を賜り心よりお礼申し上げます。
 さて、令和6年度介護報酬改定では、リハビリテーション・栄養・口腔の一体的な取組が推進され、リハビリテーションマネジメントの更なる強化が図られました。また、大規模事業所においてはリハビリテーションマネジメントの実施割合やリハビリテーション専門職の配置状況によって通常規模と同等の基本報酬が算定できるようになり、質の高い取り組みを行っている事業所が評価される流れが確実に進みました。さらには医療介護連携も強化され、通所リハビリテーションにおいても退院時共同指導加算が新設されました。一方で、介護予防においては12月を超えて利用する場合の減算が増額し、さらには運動器機能向上加算の基本報酬への包括化等、経営面では厳しい改定であったと言わざるを得ません。通所リハビリテーションの役割を再確認しつつ、求められている質の向上を目指すとともに、進むべき方向性について改めて考えてまいります。そして、様々な課題に対応するためには、現場の声を行政に届けることが重要です。当会は会員の皆さまの声を集め介護業界全体の発展に寄与していく役割を担っています。このためにも、会員の皆さまからの貴重な意見を今後も大切にし、行政や関係機関と連携し続ける所存です。
 そのような中で、当会は兼ねてより研修会を通して様々な情報をお伝えしてまいりましたが、「いま」求められるサービスとして適応できるよう、そして「明日」求められるサービスとは何かを考えながら、さらなるブラッシュアップを続けていきます。令和7年度においても、現場で活かせる内容の研修を企画してまいりますので、多くの方にご参加いただけますと幸いです。
 また、令和6年度在宅リハビリテーションエキスパート・ジェネラリストコースでは、25名の仲間とともに学んできました。このコースは、在宅リハビリテーションを提供するために必要な専門知識を身につける場として受講者から高い評価をいただいており、在宅リハビリテーションに必要な多角的な視点を養い利用者の生活の質向上に寄与することでしょう。このコースを通じて、在宅リハビリテーションのエキスパートとして活躍する人材がさらに増えることを心から願っています。
 さらには、「第50回全国デイ・ケア研究大会2025 in 川越」を6月27日~28日に開催する運びとなりました。この大会は、全国の通所系サービスに携わる皆さまが一堂に会し、これからの通所系サービスの方向性を共に考え、学び合う貴重な機会です。今回は「第50回」という節目の会であり、大会事務局をはじめ多くの方に誠意準備いただいています。皆様に川越でお会いできますことを楽しみにしております。
 当会は今後も会員の皆さまの支えを得ながら、通所リハビリテーションのさらなる発展を使命として邁進してまいります。皆さまのご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人全国デイ・ケア協会 会長
東京湾岸リハビリテーション病院 院長
近藤 国嗣