当会の前身である、全国老人デイ・ケア連絡協議会は1994(平成6)年、全国のデイケアを提供する施設の有志が集まり、情報共有化・職員の研修・研鑚の機会提供等を目的として開設。2013(平成25)年に、一般社団法人全国デイ・ケア協会を設立し、25年にわたり活動を続けて参りました。

 

しかしながら高齢化の進展とともに通所サービスの役割は急速に高まり、通所リハビリテーションとして介護予防・認知症疾患・重介護者等、様々な対象者層へのリハ・ケアの提供が求められるようになってきました。また、制度的には通所リハビリテーションと通所介護という類似したサービスのあり方についての整理等多くの課題を抱える中、運営の適正化と質の向上、関係機関との連携、住民への啓発等をより公的な立場で取り組むことの必要性から当会の役割は今後益々重要なものになってくると考えます。

2025年に向け地域包括ケアシステムの構築が推進され、病気や障害のある人たちが尊厳をもってその人らしく生きていくことのできる社会をめざし、通所系サービスの組織としてその活動に取り組んでいく次第です。